高校入試 基本の”き”

ゼロから説明、大阪府高校入試

入塾説明会や保護者様との懇談を行ってみて、思っていた以上にお母さん方が今の高校入試のことをご存じないことがわかりました。

ご自身が大阪出身で、公立高校を卒業されている場合でも、ご自身が受験生だった頃と様相は一変しているはず、まして他府県出身の方でしたら全くわからないのも当然といえば当然です。

今はネット上にいくらでも情報はあふれており、検索すれば簡単に入手もできるのですが、四條畷市周辺の御家庭で、お子さまが畷高に行ければいいな~…とお考えの方向けに特化した説明をしてみたいと思います。

大阪の入試は遅めです

参考までに今年度の場合、3月9日です。(発表は3月17日)だいたい、例年このあたりで、他の都道府県に比べて、結構遅いです。

畷高は現在、文理学科しかありませんが、日程的には一般入試の日になります。

大阪は国数英の問題が各3種類あります

基礎的な内容から順にA→B(標準)→C(発展)と3つあり、各高校はどの問題を採用するか、毎年予め発表します。AAAからCCCまで、さまざまですが、畷高はもちろんCCC

大阪は問題が1種類の時代から伝統的に数学が難しく、全国的にも有名でしたが、C問題が登場してから、更にえげつなくなっています💧

そして、英語のC問題はリスニングが25分。英検(R)3級並みのボリュームです。(難易度的には3級以上かと思われますが)筆記がなんと30分。30分で、英検2級並みの語数を必要とする(あくまでも解答例を見る限り、ですが)ライティングまでこなさなければなりません。

英数があまりにも難しいので陰に隠れがちですが、国語の作文もC問題では単なる「お題」ではなくなり、難化しています。字数もB問題より多めの300字。付け焼き刃では書けません。

外部検定利用が始まっています

ヨシダが某FCの教室を開講した時に発表になり、結構驚いたものです。英検だけではないのですが、世間の認知度的にはほぼ、英検一択。英検2級があれば、英語の入試得点が8割換算される、と決まったのです。当時は「準1級で100%?準1持ってる子だったら普通に満点じゃないの?2級で8割って微妙じゃない?」と思っていました。

ところが。

C問題の英語は8割とれない(のが普通)、という現実が待っていたんですね、これが💧つまり、英検2級を取得し、「みなし8割」はあるのが当たり前。みんな持っているから、ほかの科目で優劣がつく、それが今のC問題採用校の入試です。


※ただし、畷高は英検2級取得者はまだ(2021年度時点)大多数ではありません。



学習塾 Primo

公立小、中から畷高へ。知的好奇心を育む教室。