三大検定の内容を知りましょう
そもそも「三大検定」とは?
一般的には実用英語技能検定(R) 通称「英検」
日本漢字能力検定(R) 通称「漢検」
実用数学技能検定 通称「数検」
の総称です。なお、算数検定も正式名称は「実用数学検定」です。
英検は大阪府の中学生にとって、公立高校入試の「みなし8割」がかかっているので認知度も優先度もかなり高いと思われます。
また、漢検は「小学生からチャレンジ出来る」身近さが特長。低学年の級は学校の宿題用のドリルで勉強しても合格レベルに達するため、成功体験を積み上げるのにもってこいです。
では数検とは?
実は幼児からチャレンジ出来る検定です
未就学児向けの「かず・かたち検定」という検定もあります。ただし、団体会場か個人ですと自宅受検しか出来ません。とても温かい添削で答案用紙が返却されてくるのでかなりオススメ!ゴールドスターは10まで、シルバースターは5までの概念が問われます。
小学校受験向けの幼児教室ではよく受検されているようです。が、内容は算数を学ぶ土台が出来ているか確認する良問です。気負って準備する必要はありませんのでご心配なく。
小学生対象は11級から
ただし、これまた個人受検だと8級からしか実施されません。ですので提携会場か団体受検会場でしか低学年向けの級は受検出来ません。
11級は小1程度の内容が90%(残りは独自問題)10級からは1学年前の内容も半分近く入ります。そのため、先取りしやすいのですが、逆に習ったことをすっかり忘れていたり、問題文の漢字が読めない事態に陥ったり、それなりに注意は必要です。
ほぼ毎回、最後に独自の問題があるのですが、ここでフリーズしちゃうお子さまも結構います。計算問題だけじゃなく、図形問題などにもたくさん触れておきましょう。
とはいえ、それ以外は難問奇問の類いはなく、きちんと問題文を読めれば解ける良問揃いですので、過去問を何回か分やってみて、形式に慣れておけば問題ないはずです。
※算数が苦手なお子さまは無理のない級からチャレンジした方が良いです
「数学」検定は5級から
そしていよいよ5級からが「数学」検定です。
ここから1次試験(計算技能検定)と2次試験(数理技能検定)に分かれます。英検(一般方式)とは違い、両方とも同日に受検します。そして、どちらかだけ合格、ということもあります。また、片方合格した場合、次に受検する時は合格した試験は免除になり、受検料の割引もあります。
1次試験は名前からなんとなく計算問題ばかりだと思いがちですが、4級で小学校で泣かされた子が多い(…と思われる)単位換算が出てきたり、地味に対策が必要です。とはいえ、出題範囲が広いだけで内容そのものは1次も2次も基本~標準といった感じで、これまた良問揃いです。
先取りもしやすいし、復習にも最適。受検時期と受検級によって、いろいろな利用方法があります。
中3の夏までに3級をとってしまいたい
早い子はこの時期(中3夏)、準2級に挑んでくる子もいますが、出来れば3級はとってしまいたいところです。幸い、3級の内容は中1の内容~中3の内容が3割ずつ(残りは例の独自問題)。図形の単元の先取りだけでほぼいける…はず!通塾してるお子さんなら通常授業で既習のことも多いかと思います。ぜひぜひチャレンジしてみましょう。
オススメ勉強法
日々の授業をしっかり聞く。
学校のワークを何周もする。(その際わからない問題を潰していくのをお忘れなく)
→応用問題、発展問題は後回しでOK(あくまでも数検対策としては)
過去問を何回か分解いて、慣れておく。
これで十分です。数学が苦手なお子さまは夏に4級を受け、10月に3級でも良いかもしれません。
秋には英検受験を控えているお子さまも多いでしょうか。うまくスケジューリングして乗り切って下さいね!
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