三大検定の内容を知りましょう 2

【前回のおさらい】そもそも「三大検定」とは?

一般的には実用英語技能検定(R) 通称「英検」

     日本漢字能力検定(R) 通称「漢検」

     実用数学技能検定  通称「数検」

の総称です。なお、算数検定も正式名称は「実用数学検定」です。


今回は漢検を深掘りします


漢検は小学生から(注:学習さえ出来ていれば受検年齢の下限設定はありません)受検出来る民間資格です。

3大検定の中では受検料が比較的低くおさえられているのも嬉しい特長です。


10級~8級

学校で学習した漢字を確実に読み書き出来れば合格出来ます。

ただし、8級は部首などの理解、対義語などの知識も問われます。

公開会場での個人受検だと学年度末の2月か、翌年6月に受検すると負担も少なく、良い総復習になります。

公開会場で受検すると、家族みんなで受けに来ているケースをよく見受けます。準備がしやすい低学年のうちに「受けるのが当たり前」になっておくと本当に楽なのでオススメです。


7級~5級

出題範囲は学年相当ですが、熟語問題が登場します。漢字の読み書きだけではなく、語彙力全体をアップさせるイメージで対策すると良いです。

公開会場ではシステム的に受検級の併願がしやすいです。言葉に興味を持ったお子さまでしたら、どんどん先取りしていくことも可能です。


4級~2級

2級が常用漢字全て読み書き出来るレベル、そして3級が中学卒業レベルです。

四字熟語などは、漢検対策として勉強する必要がある人が多いでしょう。

ヨシダが2級、準2級を併願受検した時は、準2級は高校生風の制服姿の受検生が多く、2級は大学生風の受検生が多い印象でした。

「高校受験」を視野にいれる場合、最低限、3級”レベル”には達しておきたいところです。(受ける、受けない、どちらにしても)漢字の読み書きだけではなく、周辺の知識もあるに超したことはありません。


スケジュール的には中2の3学期までが勝負

多くの受験生は中3の6月、10月は英検を受ける予定だと推測されます。ならば、漢検はその前にとってしまいたいところです。

もっとも、過去の準会場検定実施経験でいえば、3年の夏休みに数検も漢検も…という猛者もいましたが。


オススメ勉強法

学校配布の漢字ドリル、ワーク類を丁寧に。

過去問を何回か分解いて形式に慣れ、苦手分野を知る。

苦手分野の配点が低ければ捨て、読み書きを確実にする、という方法もあり。※


※満点だと「満点合格証」が貰えるので、それを狙う場合はしっかり対策が必要です

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