大阪府公立高校入試/国語・C問題 4
2019年度/古文
こんにちは、四條畷市米崎町の学習塾 Primoです。
C問題紹介、4回目は2019年分。この年は国語の平均点が42.5点と厳しめでした。
出典は「きのふはけふの物語」。笑話集の一つです。チャレンジテストではよく取り上げられるジャンルですね。
古文の配点が19/90で、返り点の問題も小問としてあり、古典で21点分。
しかも正答率が
古文1→31.0%、2→80.0%、3→46.9%、4a→11.0%、b→42.9%
返り点→56.6%
と得意な子とそうでない子の差がかなり出た回だったようです。
問題を見ていきましょう。(学校の図書館など…以下略)1は動作主の違うものを答える問題。定番問題な上、4択なのですが意外と正答率低め。2は読解問題で4択なので正答率は高めでした。3も読解問題で4択ですが、正答率低め。そして4ですが、「沓冠(くつかぶり)」という和歌用語の知識が問われます。いや、これ、中学校で習ったかしら?ヨシダは和歌が専門なのですぐ気づきましたが中学生には難しいでしょう。ただし、問題文の和歌が漢詩のような分かち書きになっていて、気がつきやすいようにしてあるのです。そして「沓冠」ということば自体は本文の最後に出てきます。ここに気づけるかどうかですね。
前年の漢文もそうですが、あらゆる視点で本文を見、諦めないで考えられるか、ですが、作文との兼ね合いもあるので難しいですね。
* * *
四條畷市米崎町の学習塾 Primo 公立小、中から畷高へ。知的好奇心を育む教室です。
0コメント